生活道路で子どもとの事故を起こさないためのポイント

1. 生活道路事故の発生状況

生活道路の人口10万人あたりの死傷者数では、小学生が一番多くなっています。歩行中の小学生の法令違反別では、「違反あり」が約6割を占めており、その中でも「飛び出し」が3割以上を占めています。
生活道路で子どもとの事故が発生する理由として、以下の要因が考えられます。

環境

  • 狭い道が交っている場所が多く、歩道と車道が区別されていない。
  • 建物の壁や電柱などによる死角が多く、見通しが悪い。

歩行者 (子ども)

  • 登下校時、友達と話しながら道路に広がって通行する。
  • 遊びに夢中で、周囲の安全確認をせずに道路へ飛び出す。

ドライバー

  • 交通参加者が少ないため、つい安全確認を省略してしまう。
  • 「自車の存在に気付いているだろう」と思い込み、油断や過信が生じる。

2. 事故防止のポイント

生活道路で子どもとの事故を防ぐために、以下の点に留意して、安全運転を心がけましょう。

  • 建物や電柱などで見通しが悪い場所では、「この先で子どもが遊んでいるかもしれない」などと思って徐行運転をしましょう。
  • 見通しの悪い交差点に進入する際は、必ず一時停止を行い、目視とカーブミラーなどで周囲の状況をしっかり確認しましょう。
  • 子どもの急な飛び出しを予測した際は、いつでも停止できるようブレーキに足を乗せた「構え運転」を行いましょう。